Strategic Management

MGMT 5019 Business, Natural Environment, and Global Economy

by Prof. Alfred A Marcus

環境問題について考察する授業だが、特徴としては、コスタリカに出向いて、現地の学生と議論をすること。近年、グローバル化を進めるカールソンにおいても、非常に興味深い授業

 

 

クラス名: (MGMT6305) International Environment of Business
期間: Spring B term
教授名: Alvaro Cuervo-Cazurra
単位数: 2単位
クラス概要: 選択必修科目の一つ。グローバル化するビジネス環境を、政治、経済、文化、貿易、そして投資、におけるリスク、メリットを分析する手法を学ぶ。ケースサマリー授業前提出3回、チームで実在の企業をモデルにした海外進出計画レポートを2回で成績が決まる。チーム次第では、ワークロードは軽め。    

教授のCuervo-Cazurra氏は、国際ビジネス環境に大変詳しく、何を聞いてもなるほどと思える回答が得られる。進行にもメリハリがあり、授業はインタラクティブで飽きさせない。ともするとアメリカ向けのビジネス論に偏りがちなクラスが多い中、本当の意味での”国際”ビジネスをテーマにしたクラス。何故かアメリカ人がおとなしくなるため、留学生の発言が中心となる。

イブニングの時間帯(5:45pm-9:05pm)であったので午前からクラスを取っているとちょっときつい。しかし授業後も教授と議論する学生達の姿に国際的ビジネスシーンを実感できるはず。

クラス名: (MGMT6004) Negotiation Strategies
期間: 半期。毎期開講 (7週間)
教授名: Prof. Pri Shah
クラス概要: 交渉における戦術について学ぶ。クラスは、交渉のロールプレイ → その分析、ということを7週間繰り返す。課題は、2回~3回のリフレクション・ペーパーのみ。週末に電話での交渉をしたり、学校外での活動もする事になり、自分やクラスメイトの交渉スタイルが目に見えるようになって面白い。選択必修科目になっているので、ほとんどの学生が取るが、各期、2クラスずつ開講されるので、各クラスの人数は少な目。ビジネスそのものではなく、ビジネスの最小単位である交渉のみに焦点も絞られ、リーディングに入っている戦術や、着眼点などを、すぐに実習で確かめられるので、効率的に学べる。リーディング量は、普通。
教授について: Priは、カールソン人気教授の一人とも言われている。ただし、べらぼうに早口なので、ノートを取る時間はない。また、ロールプレイの日は、時間通りに終わるとは限らないので、予定には注意が必要。

クラス名: (MGMT6032) Strategic Alliance
期間: 半期。Spring A (7週間)
教授名: Prof. Tom Murtha
クラス概要: 前半は、アライアンスを組む際の、自社や他社の分析フレームワーク、後半は、ケースやロールプレイが中心の授業。教授が日本のハイテク業界に詳しいので、ハイテクのバックグラウンドを持った人などは、比較的、土地勘の働く内容もある。課題は、4人チームでのケースライトアップが4回、プロジェクトが1つ、最後の授業でプレゼンテーション。利害関係者が3者以上の場合のAlliance における、契約作成のロールプレイなどがハイライトになっている。リーディング、分析の量が、多めなので、読むのが遅い人は、同じ曜日に授業をあまり多く入れない方がよい。
教授について: Tomは、部屋を訪ねると、真剣に対応してくれる。授業よりも深い事が学べるので、活用するのがよい。

クラス名: (MGMT6084) Management of Groups
期間: 半期。Spring A (7週間)
教授名: Prof. Mary Zellmer-Bruhn
クラス概要: チームという単位でのパフォーマンスの上げ方、パフォーマンスの測定方法などがトピック。ケースやロールプレイがメイン。課題は、ペーパー2つ、チームプロジェクト、プレゼンテーション。プロジェクトの内容が何も指定されていないので、チームによっては、プロジェクトのために5~6 冊の本を読むことになる。2003年度は、チームでのエクササイズとして、HBSの学生と合同で課題を行う事もあった。
教授について: Maryは、カールソン教授陣の例に漏れず、親切でフレンドリーな教授。言葉の発音も聞き取り易い。キーワードに聞き慣れない単語を使うことがあるので、辞書は必携。

クラス名: (MGMT6110) Managing People and Organization
期間: Fall A 半期
教授名: Lori J. Abrams
単位数: 2単位
クラス概要: 必修のPeopleメニューの1科目。個人とOrganizational behaviorのフレームワークの概論を学ぶ。Myers-Briggsの性格診断をはじめ、コミュニケーションの問題点、組織の問題点などを見ていく。アサインメントはグループでのプレゼンテーションと個人のペーパーのみとワークロードは軽め。グループワークはケース分析か課題図書の内容解説のいずれかを選ぶ。個人はFinalにOrganizational behavior に関係するトピックから一つ選びそれについてのペーパー提出。授業は講義ではなくむしろクラス・ディスカッションが中心。毎回グループのプレゼンテーションを元に意見を述べ合う。講義がもう少しあると理解が深まると思われるが、結局各自で学ぶというところか。講師はNY出身でユニークなキャラクター。女性でありながら「俺流」の授業はそのNY風の口調とともにMBAの授業の中では異彩を放っている。

クラス名: (MGMT6031) Industry Analysis and Competitive Strategy
期間: Fall 通期
教授名: Myles Shaver
単位数: 4単位
クラス概要: 科目名には”Industry Analysis”と付いているが実際の内容は”Competitive Strategy”で、コアのStrategyの続編に相当するため、大多数の学生が選択する人気科目。Value Added、Valuable Resourcesの定義から始まり、企業の存在する意義、DiversificationやAcquisitionの有効性の分析までをカバーする。ケースについてのディスカッションを通して重要なフレームワークを導出しながら学ぶとともに、チームでのプロジェクトとして、授業で学んだフレームワークを実際に用いて一つの企業を分析し、プレゼンテーションを行う。2回の試験とチームプロジェクトのレポート及び他チームのプレゼンテーションの Critiqueが必須。毎回の授業の最後にプリントを配布し、その日のポイントをまとめるなど、授業はきわめてオーガナイズされ、分かりやすい。NYU Sternでも教えていた教授は、ディスカッションのハンドリングもうまく、学生からの評価が高いのも頷ける。ケース、フレームワーク、そしてチームでの実践が程よくバランスされたお奨め科目。

クラス名: (MGMT6033) Managing the Strategy Process
期間: Spring 前期
教授名: Prof. Michael DeVaughn
単位数: 2単位
クラス概要: 戦略を策定した後、どのようにそれを実装するかを扱うクラス。先に挙がっている Industry Analysis and Competitive Strategy コースと内容が多少重なっているものの、毛色が少し違い、種々の分析が終了してからのトピックがメイン。教授も Prof. Shaver とは異なる意見を持っており、なかなか興味深い。両方を選択すると、戦略に関する自分の考えの幅が拡がっていることに気が付く。リーディングの量は少な目であるが、最終プロジェクトのワーク・ロードはそれほど軽くはない。    

この最終プロジェクトは、教授の指定する業界から企業を選択し、その業界特有の問題点や戦略に関するトピックを考えさせるもので、自分の業界と近い業界が指定されれば、非常に実践的なものとなる。2004年度は、映画・音楽業界が取り上げられた。教授が映画好き、特に Disney 好きと思われるため、この業界が今後しばらく取り上げられる可能性は高そうだ。

このクラスで最も特徴的なのは、 Discussion 形式ではなく、Debate 形式で行われる授業だろう。これも事前に、「アウトソース」「M&A」などのテーマを与えられ、各学生は、自分の意見に関係なく、それに賛成か反対かの立場を指定され、まずは個人で賛成・反対を主張するための論理を考えておく。Debate の授業が始まると、各立場ごとに15分でグループ内の意見すりあわせを行い、その後 Debate が始まる。Carlson の場合、地域柄、授業中に他人の意見に真っ向から勝負を挑むことは少ないのだが、この Debate では、迫力のある意見の対立を経験でき、新鮮な思いをすることだろう。

クラス名: (MGMT6050) Management of Innovation and Change
期間: Spring 前期
教授名: Prof. Andrew Van de Ven
単位数: 2単位
クラス概要: The Innovation Journey新製品開発時のマネージメントについて学ぶ。Innovation を起こすことをトピックにすると思っていると、内容はかなり違うので注意が必要。また、チームでの活動が多くなるので、コア・クラスでチームにアレルギーの出来てしまった人には、厳しいかも知れない。題材は教授の書いた “The Innovation Journey” が主体。Innovation が起きたとマネージャが確信した時点を起点にして、チーム・ビルディングからの一連の流れを把握できる。    

ただし、チームと個人の関係や、 Innovation が起きるまでのプロセスが、アメリカの方法を前提としているので、日本企業には適さない部分もある。しかし、グループのマネージメントと言う意味では企業の国籍に関係なく学ぶことができると思われる。

クラス名: (MGMT6035) Complex and Cross-Cultural Negotiation
期間: Spring 後期
教授名: Prof. Tom Murtha
単位数: 2単位
クラス概要: リーディング量が多い Tom の授業。コンテンツは交渉論、アライアンス、コーポレート・ファイナンス、各地域のカルチャーなどを踏まえた上での交渉。なぜか人気がなく、今期は閉講に追い込まれるかと思われたが、なんとか開講された。この授業では、理論やケースではなく、個人的な交渉スキルを身に付ける機会がある。クラスの半分は実習に使われ、半分はそのまとめに使われる。実習は、一つ一つ明確にテーマが決まっており、興味深い。ある実習では、学生それぞれに、非常に細かい仕草や言葉遣いの指示書が与えられた。どこの国のカルチャーかは知らされていなかったのだが、何となく予想の付く指示だ。そして実習に行くと、そこには見事な日本人が1人いた。実習の最中は、相手がアメリカ人であることを完全に忘れるほどだ。そこでは交渉の席につく際の文化による習慣を思い知らされることになる。そして、まとめでは文化対文化による相性についても触れられる。    

学校では留学生も多いため、クロス・カルチャーの経験が多いとは言え、彼らの大半が自国では「オープンな」人たちと思われるため、彼らの国へ出かけていってビジネスをするのに、彼らを基準にすると随分と違った経験をすることになるかも知れない。そうした意味で、典型を考える事のできるこのクラスは非常にお勧めの授業だ。

期末試験にあたる実習では、丸1日を使っての大交渉がある。今年は土曜日に行われたが、学生たちの予定を考えてくれる。刻一刻と迫る交渉期限や、状況の変化に、思いも寄らない利害関係が割り込んで来る様は、非常に現実のものに近い。事前準備や時間制約など、厳しめの設定ではあるため、素早い意志決定が要求される。個人的には、カールソンで学んだ中では最も身につくものの多いクラスだった。

クラス名: (MGMT6070) Strategies for Technology and E-Business
期間: Spring 後期
教授名: Sheryl Winston Smith
単位数: 2単位
クラス概要: まずVICESと言う企業分析のためのフレームワークを講義で学び、その後ケースを使い企業のE-InitiativeをVICES で分析するというもの。ケースはeBay、Real Player、Blockbuster等馴染みのある企業を扱うため取り組みやすいだろう。テーマはB2C,B2Bだけでなくグローバル企業が現地展開するにおいて必要なE-Initiativeについても触れる。成績は3回のCase AnalysisとGroup Project、Participationで決定される。Group Projectでは、既存の会社を取り上げ分析をするか、Business Planを練るというものである。

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