Electives

現在開講されているElectivesの内、実際に履修してみた感想です。選択科目自体は以下に記した以外にも多く開講されておりますので、詳しくはカールソンのホームページで確認してください。

Accounting

クラス名: (ACCT6100) Corporate Financial Reporting
期間: Spring 通期
教授名: Judy Rayburn
単位数: 4単位
クラス概要: 英文会計の理解、英文財務諸表の分析が授業の中心。コアでのFinancial Accounting(英文会計基礎)の続編的な位置づけになる。範囲は極めて広く、英文財務諸表作成、Earning Management、棚卸資産会計、持分証券評価、社債会計、リース会計、退職年金会計、希釈性証券&EPS、外貨換算会計、税効果会計、Stock Option会計等を扱う。コアと合わせ、英文会計の基礎はこれでほぼカバーされる。宿題はCase Analysis x 6、テストは2回で、最後に会社分析のグループ発表を行った。教授はCarlsonのAccounting Officeのtopで、大変優れた授業を展開します。教授作成ハンドアウトは素晴らしい。宿題、テスト等も、英文会計のコンセプトの理解を深めるのに大変適した題材。旬な会計Topicも多く扱っており、生徒を飽きさせることがない。 International Studentが多く受講しており、日本人には大変過ごしやすい雰囲気。教授もInternationalの生徒に理解のある優しい方。

内容が多岐にわたるため、コアのAccountingを十分理解した上での受講がお勧め。また、Financeメージャーの方も受講をして損はないと思う。

クラス名: (ACCT6160) Financial Statement Analysis: Mergers & Acquisitions, and Derivatives
期間: Fall A 半期
教授名: Pervin K. Shroff
単位数: 2単位
クラス概要: ACCT 6100の続編。続編だが6100と6160はどちらを先に受講してもよいとのこと。このクラスではACCT 6100では語られなかったM&A、スピンオフなどの企業リストラクチャリング、またデリバティブのアカウンティングについて学ぶ。教科書はThe Analysis and Use of Financial Statementsとオリジナルのコースパケットを使用する。個人ホームワーク5回、グループホームワーク2回、およびMidとFinalのテスト2回とワークロードは重めだがアカウンティング科目に共通なのかGrading は努力した部分が勘案されるなど緩やか。授業は時間の割に網羅すべきことが多く、教授も早口になりがちだが、授業に対する熱意が伝わってくる。彼女はこれからはますますアカウンティングが重要になってくると何度も説く。授業で扱うトピックは例えばM&Aが財務諸表にどんな影響を及ぼすかを具体的に学ぶので興味深い。この科目は必ずしもすべての人に必要とは言えないが、M&A、IPO、証券化などの業務を志すならば必要不可欠。コースパケットの内容は良質であり、欲を言えば改訂がしっかりと行われていればより使いやすい。

Entrepreneurial Management

クラス名: (ENTR6020) Business Formation
期間: Fall 通期
教授名: Dileep Rao
単位数: 4単位
クラス概要: 新規ビジネス立ち上げの概要を、プロジェクトを通じて学ぶ。各クラスは3 パートからなり、  Financing (The New York Times Pocket Mba)

  1. フレームワーク
  2. ゲスト・スピーカー
  3. ケーススタディのディスカッション

を行う。フレームワークのパートでは、他の授業で習った内容がかいつまんで話されることになるが、投資家視点なので、思いもかけない台詞が飛び出してくることもある。また、全ての科目を網羅しているので、広い分野の知識、分析が要求されている。

授業では Twin Cities 在住の起業家を毎回呼び、彼らの経験談を授業に即した形で聞くことになる。質問も十分にできる。ケース・スタディは、起業に関するもの。毎回、いちおうテーマがあるのだが、

  1. Opportunity Analysis
  2. Business & Marketing Strategy
  3. Management Team
  4. Operations
  5. Finance

の観点から事業を分析する事になる。コースが終わる頃には、新規ビジネスのケース分析が、異様なまでの短時間でできるようになっている自分に驚くことと思う。

Business Financing: 25 Keys to Rasing Money (The New York Times Pocket Mba Series)ライト・アップは3回。

もう一つ、コースで重要なのがプロジェクト。ここでは、数人でチームを作り、ビジネスを立ち上げるシミュレーションを行う。ここで練習できるのは、起業時のチーム・ダイナミクス、投資家へのプレゼンテーション、機会分析など。

チームは、最初に決められ、授業でのParticipation や、ケース分析など、多くがチーム単位で Cold Call & 採点・評価される。

このチームで2週目までにビジネスのコンセプトを作るのだが、ここは肝心。 アイデアが悪いと最後に苦労することになる事と思われる。

Prof.Dileep は、ベンチャー投資で23年のキャリアを持つベテラン。この間450以上の企業の資金調達をサポートしてきた。

実際に起業したい人にお勧めする。 「アントレプレナーが一番苦労するのは、資金調達だ」と思っている人は、特に彼の授業を取るとよい。

参考:

Financing business: How to do it right!

地元紙 Startribune におけるラオ教授のインタビュー
This guy wrote the book on finance

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