体験記

TOEFL Practice Tests: Volume 2

S.S.氏

私が受験勉強を開始したのは、2001年の4月と比較的遅く、それにより最後まで受験スケジュールが後手後手になってしまいました。まあ、それでも5校か ら合格をもらい、現在、無事Business School に通ってるので、受験者の方はそんなに心配しすぎなくていいと思います。Keyは「MBAに行くぞ!」という強い信念を持続して持てるかどうかかと、個人 的には思います。「こんなんでもなんとかなる」、という一例として、参考にしていただけたら幸いです。

TOEFL

私の受験した年はCBTに変更になった初年度だったので、対応する教材が殆どなく困りました。ただ、基本的な傾向は変わらないので、まずはETSの出して いるPreparation KitTOEFL Practice Testsをやることからスタートしました。各Sectionの対策は以下のとおりです。

(1) Listening

はじめてのTOEFL―必ず出題される基礎文法集中攻略

Listeningは、なかなか得点が上がらず苦労しました。地道にPreparation KitやPrinceton ReviewのLC Intensiveのテープを繰り返し聞きこみました。秋以降はあまり時間が避けなかったのですが、テスト直前に新しい問題をやったりして、勘を取り戻しました。またLC 29を取った友人を真似て、「LCのB, C partの内容を聞きながら箇条書きにするイメージ」を本番で実践し、最終的には、なんとか目標の25までいきました。この方法は集中力を切らさないという 意味でお勧めです。

(2) Structure

Preparation KitとPractice Testをこなし、分からないところは長本先生の「はじめてのTOEFL」「TOEFL test 620点」で埋め、弱点をなくすよう心掛けました。

(3) Reading

TOEFL英単語3800

過去問は一通りこなしましたが、あまり真面目にはやってません。GMAT勉強をやってると自然とTOEFLのRCが伸びるので、さほど時間をかけなくても 良いセクションかと思います。それでも、英字

新聞を時々読んだり、「TOEFL英単語3800」で単語を覚えたりはしました。

(4) Writing

まずは「特打ENGLISH version 」で英語タイピングをマスター。楽しくて良いです。その後は、Meisterで習うGMAT AWA (Argument) のテンプレートを覚えただけでしたが、これだけで5.0を取れるようになりました。

スコア推移は下記の通りです。

時期 場所 Listening Structure Reading Writing Total
2001.05 茅場町 21 24 24 4.0 230
2001.06 茅場町 23 26 25 4.5 247
2001.07 茅場町 21 24 27 4.5 240
2001.08 茅場町 22 25 27 4.5 247
2001.09 茅場町 21 28 27 5.5 253
2001.10 茅場町 23 25 28 4.0 253
2001.12 新横浜 25 27 28 5.0 267

GMAT

The Official Guide for GMAT Review (Official Guide for Gmat Review)GMATには苦労させられました。なにせ勉強してもなかなか上がらない、本番は時間のプレッシャーがすごい、受験費用がべらぼうに高いなど、日本人 Applicantを受験挫折に導く悪魔のような試験です。最低でも半年位は真面目に勉強する必要があるかと思います。一方、「MBAに対する熱意を試す テスト」とも思われ、あきらめず食らいついていけば、いつかは結果が出る試験ともいえます。(その意味ではよくできた試験かもしれません。)私の受験途中から年 5回制限に移行したので、受験者の方は十分対策を取った上テストを受けることをお勧めします。

私のスコア推移は下記の通りです。

時期 場所 Verbal Quantitative AWA Total
2001.09 茅場町 19 43 4.0 510
2001.10 茅場町 22 47 3.5 580
2001.11 茅場町 23 48 4.0 590
2001.12 茅場町 23 47 4.0 580
2002.01 茅場町 26 46 4.5 590
2002.02 新横浜 28 49 4.0 640
2002.03 新横浜 32 49 4.0 670

私の場合、巷で言う600点がやはり壁になりました。それでも、いつかはジャンプするだろうと気楽に構えてたところ、2、3月に急にスコアアップして 驚きました。ちなみに1月以降は殆どGMATの勉強はしていません(出願が忙しくてそれどころではなかった)。また3月試験ではなんと遅刻!するほどの気 のたるみようでしたが、それでも自己最高点を更新しました。やはり過去の勉強の蓄積が、当日のリラックスした環境の中で爆発する試験なのかな、というのが 振り返っての感想です。

あんまり参考にならないかもしれませんが、各セクションの対策は以下のとおりです。

(1) Math

私大文系出身のため、意外とてこずりました。特に難問が苦手だったため、10月頃にInternational Math Academyの集中模試講座に通いました。ここの模擬試験、講義は素晴らしく、大変役立ちました(残念ながら先生のご都合で現在(03年3月時点)は休講中らしいです)。この講義の復習とThe Official Guide for GMAT Review でなんとか49付近まで上げていきましたが、もう少し早めに対策を取っとくべきだったと今更ながら反省してます。やはりMath 50以上が日本人GMAT攻略の王道だと思いますので、手を抜かず取り組んで下さい。

(2) Sentence Correction

ベースは過去問です。というかこれしかありません。私の場合、

→ Official Guideを3回やって基礎を固める

→ Meisterで受験テクをマスター

→ 中国本で過去問をやり知識を定着させる

という方法をとりました。また、友人が持っていたイフのSC解法集みたいなものが、総仕上げに役立ちました。多くの問題をこなし、自分の弱い部分を埋めていくことが肝要かと思いま す。

(3) Critical Reasoning

Official Guideと本番の違いに戸惑ったセクションです。本番では文も長く、結構迷います。巷ではいろいろな解法があるようですが、個人的には、過去問など で自分が培った「勘」みたいなものがもっとも信頼できました。考え始めると時間をものすごく消費してしまうパートなので、勉強・本番とも、2分以内で解い て次に進むよう心掛けました。最後の方は、初見の過去問で7~8割程度正解できるようになりましたが、本番ではそれでも迷いました。消去法で2~3択位ま で落としたら、後は思い切りでガンガン進むしかないのかもしれません。

(4) Reading

文章量の割に問題が少ない、1/4問まるまるダミーなどの理由で、あまり勉強するMotivationが沸かないセクションです。それでも、 Official Guideはすべて1回解いて、知らない単語を覚える努力はしました。Key Wordが分かるとあっさり解ける問題もあるので、語彙力増強は重要かと思います。また、PC画面で長文を速読する感覚を養うために、 Washington Postなどの記事をWordに貼り付け、フォントとか画面幅を本番と同じようにして時々読んでました。

(5) AWA

苦しいGMAT試験内で、もっとも楽しいセクションでした。AnalysisはCRの感覚があれば楽勝です。対策としては、Meisterのテンプレートを暗記しただけですが、それだけで十分でした。

(6) その他

GMATは当日いかにリラックスして受験できるかが、とても重要な試験です。あまり精神的に自分を追い込むと逆効果になる場合があります。私の場合、午後に受けてたときは、午前中にイレコミすぎて結果イマイチということが多かったのですが、午前受験に変えてからはあんまり余計なことを考える暇がなくなり、精神的にリラックスして受験することができました。

また、前述しましたが、出願後に「まあ、上がれば儲けもの」という気楽な気分で受験したところ、自己最高点を更新しました。同様の経験をした友人も 何人かいたので、出願後の受験も一つの策かもしれません。もちろん、それまでの蓄積は必要ですが。

細かい点ですが、自分に一番フィットした環境をつくるこ とも重要です。私は自分の識幅に合わせるため、PC画面を調整して大きさを一番小さくしたりしました(PC画面下のボタンで自由に調整できます)。

真面目に勉強してもなかなか上がらない、と思われている方は、こういった点も気をつけて、本番に臨んでみてはいかがかと思います。

エッセイ

GMAT対策に時間を取られ、エッセイスタートが11月とかなり出遅れました。最初は自分で全部やるつもりでしたが、やはり予備校を使った方が効率的かな、と思い、定評のあるInterfaceの門をたたきました。そのときは「定員オーバーだが、一人だけ空きがでた」、と新任のカウンセラーを割り当てら れ、その後3ヶ月間、彼にお世話になりました。不満はいろいろありましたが、総じて満足のできるカウンセラーだったかと思います。それでもカウンセリング 料は高すぎますが…。

エッセイについて感じたことは、日本人(特に社費の人)は、どうしても「社会・会社→個人」という感じのエッセイになってしまい、どうしても「私」 の部分が弱くなってしまうということです。私の初期の原稿もそうでしたが、「私」が前面に出てないと、あまり面白みのないエッセイになってしまいま す。個人の経験、感じたことから強引に「Why MBA」につなげていく、という思い切りも時に必要なのかな、と思います。

一方で、これだという正解がないのがエッセイです。MBA取得者からのアドバイスでも、いろいろと意見は異なります。文章は趣味みたいなものも入るので、信頼できるカウンセラーや友人を1-2人決めたら、あまり浮気しすぎないのも肝要かと思います。お金も安く済みますし。

もう一つ感じたのは、エッセイは人の手を借りても、「鉛が金になる」といったことはない、という点です。やはりベースは自分のアイデアなので、いく ら表現、構成をイジったところで、そこまでピカピカにはなりません。元が良いエッセイは、初稿の段階で光っているようです。文章構成にはそんなに時間はかからないので、できるだけ最初のアイデア抽出の段階で、面白いネタを盛り込まれることに注力してはいかがでしょうか。私はあまりうまく実践できませんでし たが、いくつかのEssays That Will Get You into Business School (Essays That Will Get You Into Business School)エッセイは突然良いアイデアが沸いてきて、2~3時間程度で自分でも満足いくエッセイを作ることができました。

ちなみに、Barronsの「Essays That Will Get You into Business School 」は、アメリカ人の書くエッセイのサンプルが充実しており、一読して損はないかと思います。とても真似はできませんが、言い回しなんかは参考 になります。

受験スケジュール

2001.04 TOEFL勉強スタート。ETS問題集など独学。この時点でのTOEICスコア850。
2001.05 TOEFL初受験。LCの低さから、Princeton ReviewのLC Intensiveコース受講を決める。
2001.06 PR LC Intensiveコース受講(約1ヶ月)。
2001.07 GMAT勉強スタート。Official Guideを独習。
2001.08 友人の勧めでMeister受講開始(約2ヶ月)。
2001.09 GMAT初受験。あまりの点数の低さにPC画面前で5分ほど固まる。
TOEFLが初めて250を超えたので勉強ストップ。
2001.10 International Math Academyの集中模試講座に通う(1ヶ月×2)。
予備校仲間のGMAT勉強会に週末参加。中国問題集のSCを中心に学習。
2001.11 エッセイスタート。Interfaceに週1回通う。あまり手が回らず。
7, 8 MBA in Englandフォーラム、MBAフォーラム参加。人の多さに焦るも、実際に出願する人はこの1/3以下と勝手に思い込む。
2001.12 エッセイ対策本格化するも、GMAT勉強との両立に苦労。いろいろな人にエッセイを見てもらい、意見の違いに迷う。出願校の絞込み始める。
TOEFL最高点更新。
2002.01 8 GMAT受験時、生涯5回制限と言われ驚く。今後5回も受験するはずないので勿論受験。
21 MBA Tour参加。中堅校Admissionに励まされる。
21 Case Western Reserve出願
23 Washington (Seattle), San Diego State出願
24 Indiana, Babson出願
2002.02 7 出願後の気楽な気分でGMATを受験すると、スコアがアップ。すぐに出願校にコピーをFAX。
11 Minnesota, Wisconsin (Madison)出願
13 USC, Rochester出願
27 Case Western Reserveより合格のe-mail
2002.03 1 San Diego Stateより合格の封筒到着
5 GMAT受験。遅刻するも自己最高点更新。出願校にコピーをFAX。
6 Carnegie Mellon出願
16 Rochester電話Interview。感触悪し。
22 Washington (Seattle)より合格のe-mail。3連勝に気を良くする。
27 Carnegie Mellon Interview (ニューオータニ)
27 Indiana不合格(薄い封筒)
2002.04 1 Rochesterに電話で合否を確認。不合格と明るく言われる。
11 Minnesotaより合格のe-mail
15 Babson辞退。Wisconsin (Madison) Waitlist
2002.05 1 USC不合格の封筒到着。封に糊付けもされてなく怒る。
15 Wisconsin (Madison)より合格のe-mail
18 Carnegie Mellon Waitlist
2002.06 16 Carnegie Mellon Waitlist

【結果】
合格 5校 Minnesota, Wisconsin (Madison), Washington (Seattle), Case Western Reserve, San Diego State
不合格 4校 Indiana, Carnegie Mellon, USC, Rochester
辞退 1校 Babson

以上

S.S – Class of 2004

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